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システム創成学学術講演会 ワークショップ 2

システム創成学を創るイノベーションゲーム

日時: 2008年12月16日(火) 13:00 - 15:30
場所: 東京大学工学部(本郷キャンパス)8号館502号講義室

ディーラー:北風勝人ほか(大澤研究室学生)

チャンスを発見して新しいビジネスを創造してゆく能力を育てるために、 開発しているのがイノベーションゲームです。

既存のアイデア間を組み合わせて、楽しみながら新たなアイデアを 創造力を引き出すゲームで、さまざまな実務の現場で気持ちよく イノベーションを進められるようにしようというのが目標です。

ゲームの基本的な遊び方は、「起業家」プレイヤーたちが ビジネスアイデアや基礎技術を書いたカードを組み合わせ、 新しいビジネスモデルを提案します。彼らは、こうして新ビジネス案 を開発しながら、使えそうな他の起業家のアイデアを、 価格交渉して購入します。


カードの組み合わせで新ビジネスを提案する起業家と、その アイデアを買おうとする他の起業家

起業家達の周りには投資家や消費者がいて、 生み出されるアイデアに投資をしながら、自分たちも、 成功者になれるかどうかを勝負します。このゲームでは、 良いアイデアを出す起業家、そして良いアイデアを見抜けくことの できる投資家や消費者が勝利を得ることができます。こうして カードの組み合わせから良いアイデアを作り出そうとする能力、 アイデアを見抜く能力を育て、使えるアイデアをゲーム中も 掴みだそうというゲームです。


起業家たち(奥の4名)と、起業家の出すアイデアを 評価し投資する投資家たち(手前のプレイヤーたち)

このような図の上で、ゲームを進めていきます。 ビジネスアイデアを提案する際に、新アイデアの湧き出し口に当たる 赤い丸を意識しながらその周辺のアイデアを組み合わせると、 新しいのに実現性のあるアイデアが生まれる傾向があります。その ようなアイデアは、具体的なので投資家が魅力を感じて投資し、 ゲームの流れを変えて行きます。いわば、イノベーションの連鎖反応 です。


「キーグラフ(データ結晶化型キーグラフ)」をゲーム盤 として導入したイノベーションゲーム

現在は、 企業や大学、社会における新しいイノベーションの仕組みを、 実際の特許や商品内容をカードとしたイノベーションゲームによって 実現する実験を行い、ゲームの電子化に向けた研究も計画しています。

まずは、楽しんでみてください。今回は、 システム創成学専攻において積み重ねられてきた多分野の研究内容 をカードとして用い、「システム創成学テクニカルマップ」 の上でイノベーションゲームを行います。ゲームを通して システム創成学の未来を考え、イノベーション思考の面白さを 味わってみましょう。


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