大澤・早矢仕研究室にようこそ!

データを利活用するビジネスの全体設計に取り込む研究室です。データ市場を中心に、スーパーマーケット、金融市場、まちのウィルネスを、「ヒト駆動データ連成」のイノベーションによってデザインしてゆきます。

これらの研究では、人間の創造能力を高め、現実世界のシナリオを捉え、そして未来を創る興奮と喜びがあります。 様々な世界の「チャンス」を見つけ出すためのアルゴリズム、認知科学、創造的システムデザイン、意思決定支援、経営情報学について研究したい人は訪ねて来て下さい。

01創造的データ市場とデータ連成イノベーション

  • データ取引に定価はつけられません。取引価格は、データを用いてデザインされる物やサービスの価値から逆算して得られる副産物にすぎないので、研究室ではデータを用いた創造物の価値に焦点をあてます。また、データは流れてゆくものではなく、取引相手の信頼性やデータの利活用方法を認識した上で価値交換の形でのみ提供されるべきものです。

  • 市場変化の説明(株式市場の場合):一本の「糸」だけで市場全体と一銘柄の変化を同時に説明し、上下動の予兆を捉えます。

  • Innovators' Marketplace on Data Jackets - on online version: データに対するニーズとシーズを繋ぐ、世界に先駆けたゲーム型の価値交換プラットフォームです。

  • 社会シミュレーション:大澤論文 “Stay with Your Community”が新型コロナ対策政策に直結しました。たとえば私たちが動くと発生する人データは、データが蓄積してから利用目的を考えて使われます。コロナの感染拡大予測などにも用いられますが、本当は人流というよりも動静によらず人の分布、特に「知らない人との接触」が本質的な情報であることをStay with Communityという原理を発見して証明しました。

  • 震央分布の構造変化の説明によって予兆を捉えるRESI指標を開発しました(2022.3現在は東南海の予兆のみあり大地震が未発生)。

《誰がどんなデータを持っているか? 誰が何を求めているか?》を示し、互いに満たしあう知と価値の連成の場です。

このような連成の場を生み出すイノベーションの場を構築することにより、研究室では人々が必要としながら存在しなかったデータを設計し構築し、中身を公開できないデータまで合意の上で「共有」し、社会的要求にフォーカスを絞ってデータ分析する手法(対象世界のモデルとデータ解析・可視化アルゴリズム)、その結果に基づくビジネスシナリオ策定ツールとして必要な潜在データの検索技術も実現し、さらに新しいアルゴリズムの開発を進めています。実業界における非常に多くの企業とチームを作り、金融、POS、Webテキストや社内評価書、地震からスポーツデータまで幅広く対象とし、データからのチャンス発見→イノベーションに繋げています。

02データエコシステムとバリューチェーン

  • データスケープ分析(Datascape Analysis)手法を開発し、異分野のデータが流通し、価値を生み出すデータ流通エコシステムにおける異種のデータの相互作用の一部を解明しました。その結果、異種のデータは人間関係のネットワークに似た構造(局所的・密、大域的・疎)であり、変数のべき分布性、共有条件による結合傾向から、データの規模を問わず同様のメカニズムの存在が示唆されました。

  • 多様なデータの含む変数のネットワーク:データ設計のツールVariable Questとして開発したが、データエコシステムの俯瞰図とも機能します。

  • ヒューマンファクタを取り込んだエコシステム理解と分野間データ連携支援のためのデータバリューチェーン記法を開発し、実際のデータ市場ビジネス事業者の関係の構造を解析しました。関係性に階層構造が出現したことから、エコシステム内で異なる機能を持つステークホルダー群による棲み分けの存在が示唆されています。

多様なビジネスプレイヤー(ステークホルダー)・データ・技術の相互作用によって動いていくデータ市場のには、必ずしも人の目的とは関係なく発生するデータもあります。

このように多様なデータの発生、流通、破棄などという現象によって繰り広がるデータ社会は、人工的な社会環境である以前に自然環境に近い生態系のひとつと捉えるのが適切でしょう。データのもたらす価値の多くの部分は、実はこの生態系における偶然の産物が含まれています。

この観点から、大澤・早矢仕研究室ではデータエコシステムの動態と進化、あるいは社会に対する正負の影響についてデータ市場学と自然科学の大きな合流点を目指して研究を推進しています。

03【社会連携講座】データ連成イノベーションリテラシー(DFIL)

2022年4月から、大澤・早矢仕研究室、株式会社構造計画研究所、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス株式会社、アビームコンサルティング株式会社、株式会社トラストアーキテクチャは、相互に連携・協力し、「データ連成イノベーションリテラシー」を育てる研究・開発とその実証としての人づくりを行うことを目指し、社会連携講座を開設しました。

「データ連成イノベーションリテラシー」とは、データを利活用するあらゆる事業にとって、新事業を生み出し持続的に利益をあげる上で必須となる基礎的な情報処理能力を指します。

この社会連携講座では、まず、参加企業を中心とする事業者が様々な有用データを探索し、創造・設計し、そのデータの背景にある対象世界のモデルを作ってゆきます。

そのモデルを表出化しデータと結び合わせることにより、対象世界の変化を説明し、望ましい挙動とその変化を示すシステムやビジネスを実現してゆきます。

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